スワップポイント

FXの魅力の中に、スワップポイントを受け取れるということがあります。実際、これを目的にFX取引をしている投資家も多いのです。
スワップポイントとは、2つの通貨の金利差から生じる利益のことをいいます。日本の政策金利というものは非常に低く、銀行にお金を預けていても、受け取ることのできる金利はほんの微々たるものです。しかし、世界の中には、政策金利が5%や8%などの高金利の国も存在しているのです。そうであるのならば、金利の高い国で銀行預金をして、その利子を多く受け取りたいと誰もが考えると思います。
FXのスワップポイントとは、この考え方を反映したものです。例えば、日本円の金利が0.5%である時、購入した外貨の金利が6%だったとすると、その差は5.5%もあります。1年間でもらう金利の差がこれほどあるというのは、非常に驚くべきことです。
スワップポイントの計算は、外貨のレート×通貨数×金利差÷365日という式で行われます。毎日の為替レートの変動や、政策金利の変動などで、スワップポイントは毎日変わっていきます。
このスワップポイントを受け取るために、外貨の売買をあまり頻繁に行なわず、長期に保有し続けるという投資家もいます。しかし、為替レートの変動というものに注意を払っておかなければ、スワップポイントがマイナスとなる場合もあり、含み損が大きくなることで、ロスカットにあってしまうというリスクもあるのです。